2月27日(日)
例年通り、今年もバルセロナギターフェスティバルが開催されます。
M・バルエコ、S・グロンドーナなどのギタリスト、
フラメンコからはトマティートやジャズからはL・カールトンなど20を超えるコンサートが行われます。
その中の1つに、バルセロナの音楽学校の学生によるものがあり、
ルティエール、ESMUC、リセウのコンセルバトリオから合計6名ほどのギタリストが出演しますが、
ルティエールからは僕が演奏することになりました。
4月30日(土)、Casal del Metgeというホールにて8時開演、
僕のプログラムは「Improvisacion」ということで即興演奏です。
毎年たくさんの方が聴きに来られるようですが、今から非常に楽しみにしています。
このような盛大なフェスティバルに参加させて頂くことができるというのは大変光栄なことです。


2月16日(水)
こちらのテレビ番組に、「La Hora de la Verdad(真実の時間)」というものがあります。
内容は、夫の浮気を疑う妻が毎回登場し、その証拠などをスタジオで暴露した後、
夫を“うそ発見器”にかけ、用意した数々の質問を行うというもの。
番組内容の陰湿さはさておき、結果発表の時はまさに手に汗握る瞬間というやつです。
どこまでもしらばっくれる夫、素直に認める夫、
さらには機械の不完全性を訴える夫など様々ですが、妻達の反応はとりわけ印象的。
しかしこの番組、どうにかならないものだろうか・・・。


2月3日(木)
先日パコ・デ・ルシアのDVDを見る機会がありました。
96年に行われたライブ映像で、プログラムはエル・ニーニョ・クーロやセビーリャのアルカサル、
シルヤブなど90年代のセクステットの代表的なレパートリー。
彼のステージから感じることは、コンサートアーティストとして何もかもが揃っている、
本当の真理に達することのできたミュージシャンなのだということ。
何よりもその醸し出すオーラがそれを物語っています。
彼の演奏について、早弾きがやたらと取り沙汰されたり、音が綺麗でない、
荒っぽいという意見を耳にすることがありますが、僕はとても丁寧な演奏であると思います。
完璧な瞬間に完璧なコントロールで全ての音が発せられる。
見本とすべき点が大変多く、またそういったことを抜きに考えても心底心奪われます。
そして一つ気が付いたことは、「愛の歌」という曲目を演奏中のこと、
その甘い旋律を奏でながら、しきりに前方客席へ甘い視線を送るパコ。
これはもしや、彼女なり愛人なりを招待していて、
「俺は今、お前のために演奏しているのだよ・・・」とでも言う合図なのだろうか?
真偽のほどは定かではありませんが、もしそうだとするなら何と言う臭過ぎる男・・・。

homeback