4月30日(金)
弦幅の調整のため、ここ3日ほどギターを楽器店に預けているので手持ち無沙汰な気分がしているのですが、
今のうちにと雑用をいっぺんにこなしました。
例によって、出先で見かけたいくつかのモニュメントを撮影してみました。
PHOTO欄Landscape4の5枚目は、なぜかカエルを捕まえている少年。
(何かの逸話にもとづいているのかも知れません。)
6枚目は、グラシア通りとディアゴナル通りの交差点にある自由の女神のような像。
7枚目は、例の牛が想いを寄せるというキリン。
これを見る限りではどうも、キリンの方がメスのようですね。


4月25日(日)
出先でサグラダファミリアを通りがかりましたが、光が射して美しかったので撮影してみました。
PHOTO欄に追加した3,4枚目がそれです。
通りを挟んだ向かいに建っているアントニオ・ガウディのモニュメントも、
Landscape4の4枚目に追加してみました。
今日は何かのフィエスタらしく大勢の人だかりで、
列をなしたたくさんの大きな人形が、音楽隊と共にサグラダファミリアを一周していました。
この光景も、昔何かの映像で見たような・・・。


4月21日(水)
こちらで一人暮らしをしていると、細々とした雑用がたくさんあるものですが、
なかでもタルヘータ(滞在許可証)をもらうための手続きはやっかいで、行く度に書類を求められ、
また行く先々でもさらに書類が必要だったりします。
今日も数箇所を回ったのですが、ただ行くだけではおもしろくないと思い始め、
いたるところで見かけるモニュメントをカメラに収めてみようと考えました。
とりあえず3枚をPHOTO欄Landscape4にアップしましたが、
1枚目はヴァレリー・フェレールなる人物の像、
2枚目はフランシスコ・ソレールなる人物の彫刻作品、3枚目は考える牛・・・です。
この牛は一体何を考えているかというと、この通りのずっと先にいるキリンに恋をしているとのことです。
てっきりこの国の、牛に対する扱いについて頭を抱えているのかと思いましたが・・・。
そのキリンも撮影することができれば、アップしてみたいと思います。(どうってことはないのですが。)


4月11~18日(日~日)
アルコイで開催された、第7回アランブラ国際ギターコンクールに参加しました。
様子をREPORT2にアップしましたので是非ご覧下さい。


4月9日(金)
ルティエールでリカルドのレッスンがあり、ブローウェル作品を見て頂きました。
リカルドはブローウェル自身にレッスンを受けたことがあるそうで、
大変内容の濃いアドバイスを受けることができました。
言葉とアクセントの関係や、音符として書かれたルバートなど、
ブローウェル作品の特質を説明してくれましたが、
特にキューバに影響を及ぼしたアフリカ音楽のリズムを具体的に示してくれたのは、
作品のバックグラウンドを知ることができたようでした。


4月6日(火)
鍋とフライパンを購入しました。
今まで使っていたものは前の住人達が使い古したものらしく、
底がはげていたり凸凹だったりしていました。
しかし、これがなかなかうれしい。
焦げ付かないし、全体に火が通るし、使いやすくて気持ちいい。
いろいろとバリエーションが効くので、なぜか料理がうまくなったような錯覚に陥ります・・・。
料理など全くできず興味もなかった僕が、
鍋とフライパンぐらいで喜ぶというのも考えてみればおかしいものです。


4月3日(土)
バルセロナギターフェスティバルの第5夜、アレックス・ガローべ、フラビオ・サラのコンサートを聞きました。
まずは、アレッサンドリア国際ギターコンクールを制したフラビオが、
スカルラッティ、パガニーニ、アルベニス、トゥリーナなどを演奏。
全体に金属的な音質でしたが、ミスのない完璧なテクニックで快演。
ところどころアクセントの付け方やヴィブラート、ルバートなどに違和感がありましたが、
力強く、クライマックスを大きく表現するなど若々しい音楽でした。
続いて、ESMUCやMUSIKENEなどの学校で教鞭をとるアレックス・ガローべが演奏。
ドッジソン、モントサルバッジ、ジャレット、ブロントスなどの現代音楽で、
プログラムのせいか、どれも似たような印象が若干ありましたが、
音色は艶っぽく、自然かつ滑らかな表現で、完成された音楽でした。
2人共に全く異なるスタイルで、興味深く聞くことができました。


4月2日(金)
この日もルティエールのポストグラードの試験が行われ、フルート、クラリネット、ピアノを聞きましたが、
ピアノのラティシア(スペイン)は素晴らしい演奏で、プログラミングもよく楽しめました。
ドビュッシーは輝かしい音色で、印象派特有の和音も心地よく、
ショパンのポロネーズはテンポの揺れや各部分の対比が美しくてロマンチックな音楽でした。
その後はリカルドのレッスンを聴講し、みんなでカフェへ行きました。
リカルドはいつも明るくてやさしく、なかなかのジェントルマンです。
センスがよくさっぱりしていて、そんな人柄が音楽にも反映されているのかも知れません。
みんな親切にスペイン語を教えてくれたりしますが、そのなかには変な言葉もあります。
気を付けねばなりません・・・。


4月1日(木)
タルヘータ(滞在許可証)の申請のため海岸沿いのバルセロネータ駅の警察署に出向き、
その後ルティエールのポストグラードの試験を聞きに行きました。
時間をどこで潰そうかと考えるぐらい余裕があったのですが、
待ち時間がとても長く、遅れてルティエールに到着。
しかし、開始時間も大幅に遅れていたため十分間に合いました。(苦笑)
まずはディエゴ(チリ)が、アダージョとフーガ(バッハ)、ノクターナル(ブリテン)を演奏。
どちらも重厚でいながら色彩感豊かな音楽を聞かせてくれました。
続いてサイラ(スペイン)による、序奏とカプリス(レゴンディ)、ソナタ(ブローウェル)。
全体的に暗譜ができておらず不安定な演奏でした。
途中で「この方が弾きやすい」とつぶやき、足台から降ろし足を組むスタイルに変更する場面もありました。
3人目はヤン(ノルウェー)で、グランソロ(ソル)、アストゥリアス(アルベニス)、ソナタ(トゥリーナ)を演奏。
美しい音で質の高い音楽でしたが、速いパッセージになると詰まり気味なのが気になるところ。
最後はフリオ(ポルトガル)の、ギター讃歌(サインス・デ・ラ・マーサ)、
序奏、主題、変奏と終曲(レニャーニ)、4つの小品(バークリー)。
速いスケールの不鮮明なところはありましたが、全体的に完成度の高い演奏。
美しくしっかりした音で、音色の変化も多彩。強弱の変化も大きくダイナミックな音楽でした。

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